ニュースの今

史上最大級の大地震が東北地方を襲い、世界中から注目を
集める日本列島ですが、海外に住んでいる日本人にとっては
情報が非常に不足しているようで、家族や友人の情報を
インターネットで必死に集めているようです。ただし、一部で
誤った報道などが飛び交っており、情報を必要としている
人たちに大きな混乱を与えています。

テレビや新聞、ラジオなど、従来のメディアだけではもはや
十分な情報を迅速に集めることはできません。これまで
インターネットを使った情報収集に疎かった人たちも、
この期に及んではツイッターにアカウントを作成し、遅まき
ながらログインしたという人も多く出現しているようです。

大地震の発生後、菅首相は「第2次世界大戦以来、最悪の危機」
と発言しましたが、これも海外に住む日本人にとっては非常に
不安感をあおる発言だったようで、今回の災害について、
どんな小さな情報でも必死になって収集しているのが現状です。

ネット上のニュースサイトをリロードしたり、つながらない
電話をかけてみたり、SNSで大切な人のアカウントにアクセス
したりと必死ですが、正確な生存者、死亡者、さらに福島原発の
現状、メルトダウンの危険性、飛散した放射能の濃度など、
日本国内にいても把握できない情報が多すぎます。おそらく
政府主導を声高に宣言していた民主党の災害対策本部でも、
これら重要な情報の正確な値は把握していないはずです。

今後もネット上に流れる誤った情報に気をつけて、正確な情報を
発信し、さらに把握することが全国民に対して求められています。